節分の日、お江戸の町では「厄払い」が家々を回って厄を払ったそうな・・・。
今では見ることのないこの光景は、落語「厄払い」や、歌舞伎「三人吉三 巴白浪(さんにんきちざ. ともえのしらなみ)」のなかにみることができる江戸の風物詩。
2023年2月3日、暮らしと四季の日本文化を伝え広める歳時記講座を主催する「美命の会所オンライン」が、原宿神宮前商店会の協力を得て、江戸の風物詩「厄払い」を実演します。
続くコロナ禍のなかでがんばる商店街の皆様の厄を払い、商店街を、東京を、そして、ひいては日本に元気を取り戻します。
「厄払い」とは?
江戸から明治の中頃までは、大晦日や節分に「厄払い(やくはらい)」といって、災難や病気、いわゆる「厄」を、唱え事をして払う商売がありました。彼らが「おん厄払いましょう!」と呼ばわりながら街を廻るのが節分の風物詩だったらしく、家々では豆まきが終わると厄払いを呼び込んで厄を払ってもらい、十二文(500円弱)ほどのお金とめいめいの歳の数ぶん、豆を包んで渡したといいます。
昨年の「厄払い」の様子とミニ講座をご覧いただけます
-実施要領-
場所は、時代とカルチャーが交錯する原宿の「裏原宿エリア」。原宿神宮前商店会のご協力を仰ぎ(https://urahara.org/info/shoutenkai/)実現しました。原宿神宮前商店会のエリアを厄払い一行が練り歩き、お店を回って厄払いを行い、コロナで閉塞感漂う日本の厄を祓い、まちとひとを明るく元気にします。
日時:2023年2月3日 17時頃から
場所:原宿神宮前商店街地域
・詳細は下の地図を参照ください
・訪問予定店舗は後日お知らせします
実演:美命の会所
-期間限定公開-
YouTubeで他の動画も公開中!
美命(mikoto)の会所で開催している歳時記講座のうち、節分と上巳の節句(ひなまつり)を含む一部の動画を期間限定で公開しています。この機会にぜひご視聴ください。
公開動画コンテンツ
「2月:節分②節分の鬼の正体は?」
「2月:節分①節分は厄払いの儀式だった」
[039]ひな祭り本当の意味
[041]ひな祭りの召し上り物
[040]ひな祭りに桃の花を飾るのはなぜ?
[015]日本人と塩のかかわり